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2023年 日本を護るために

2024年5月1日gallery,ようこそ

2024年 1月8日 危険な外交

先頃日本の外務大臣が、ウクライナを訪問しウクライナ支援の結束をしたそうだ。その後はヨーロッパの主要国を回りウクライナ支援の継続を訴えるのだそうだ。ところで日本の外務大臣といえば国内でも不偏不党を旨とし一方に偏った行動は厳に慎むべきという立場にあるはずだが、グローバル精神が身に付きすぎたせいか、この大臣は国益を飛び越えても世界を平和に導くのだそうだ。

とはいえこの行動が日本国にとってどれほど危険な行動になるのかと考えると他人ごとのように構えてはいられない。私が言うまでもなく現在の日本は大変な震災に見舞われ、日を追うごとにその被害は明らかになってくる。特にこの震災で心配されるのは、直接の被害を受けた人はもとより、地質の変動による交通インフラの被害など、まだまだ被害の全貌さえつかめない状況にあるのだ。

さて現在日本全体が抱える問題はこればかりではない。特に日本の将来に暗い影を落としているのが、戦争による中東情勢の悪化だ。現在日本のエネルギーは、ほとんどがペルシャ湾を通って運ばれてくるのだが、ここの出口はイランの領海にあり、もしここを通る船が自国に危険を及ぼす可能性があれば、国権の発動により通行を封鎖される可能性は十分考えられる。つまり日本のエネルギーはイランが握っていると言っても言い過ぎではないだろう。では現在のところイランと友好な関係にある国はどこか、と考えれば答えは自ずと決まってくる。

このような状況を冷静に照らし合わせれば、今般の外務大臣の行動は日本に大変危険をもたらす可能性がある行動だと言わざるを得ない。もしそうでは無いというのであれば、政府は今回の行動による平和解決の見通しを日本国民に向かって公開する義務があるだろう。

私の思うところではそんな見通しは、全くついていないのではないかと思っている。なぜなら大臣がこれから訪問する国のどこにガスや石油があるのか、もしあったとしてもどこをどのように通ってエネルギーを日本まで運ぶのだろうか。

とはいえ政府はこれを人道支援というのかもしれないが、ガスタービン発電施設のほかに、兵器としての迎撃ミサイルの探知センサーを提供するのだそうだ。このことは、僅かな額の備品提供だと言えども、敵対する国からすれば立派な軍事協力だと採られても仕方がない。しかも外務大臣が各国に触れ回ろうとしている「平和の公式」というウクライナ案は昨年11月25日にロシアに提出されたが明確に拒否されている。報道ではこの公式に対する修正等は伝えられていないが、まさか一度拒否された提案を無修正のまま日本が各国に持ち歩くのか、外交とはこのような行為のことなのか。

もし、外交によって平和な解決を本当に前に進めようというのであれば、ロシア側が受け入れられないとした点についての修正案や代替案を示さなければロシア側が話し合いのテーブルに着くことはありえない。常識的に考えて前回問題になった領土一体の記述は、何度同じことを繰り返しても、ロシアは絶対に受け入れられないだろう。そうであれば、その代替案としてドンバス諸州については、一旦ウクライナから切り離し独立国として承認するので、この地域からはお互いの軍隊を撤退させ今後は相互に監視できる非武装地帯としてほしい、この条件が認められればウクライナはNATOの加入を求めない。など平和に向かうための譲歩を公式の中に組み込み、日本が正式にロシアとの仲介に当たるべきではないのか、主要国を回るのはその見通しがついてからだろう。そうでもない限り、第三者がこの様子を見れば日本も共に戦うので一歩も怯むなと主要国に対し触れ回っているようだ。一度戦争が始まればどれほど国民が悲惨な目に合うのか、これまで日本のメディアはことあるごとに太平洋戦争の惨劇を繰り返すなという声を上げてきた。ところが現在目の前に迫っている戦争について何故こうもメディアや識者は無関心なのか、いったいどこに訴えればこの恐怖は治まるのかじっと手を見るしかない。

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Posted by makotoazuma