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2024年 3月8日 エネルギー革命再び

今朝の経済番組で福島県浪江町の水素エネルギーの取り組みが紹介されていた。福島県といえば震災の為に原発事故や最近も処理水問題など県や町の責任とは言えない所で問題が起こっている。とはいえそこで暮らしている以上は何らかの責任は免れない、そんな厳しい環境で人口1万7千人ほどの浪江町は水素を主体にした環境創造に取り組んでおられる。番組では驚くほど多様な水素の活用について紹介していた。

例えば水素そのものを電線のように張り巡らせたパイプで家庭に供給する方法など、私には想像もできない発想の取り組みがあった。このような取り組みは昨年から行われていたようだが、現在もまだ実験段階なのだそうだ。ところで、この水素を新たなエネルギーの主軸にした場合の一番の問題はその供給コストにある。現在この町で生産される水素は太陽パネルで発電された電気によって、水を分解し水素を得ているそうだが、正直あまり効率の良い方法には見えなかった。このままでは水素の価格を天然ガス並みに安くすることは、そうとう時間が掛かりそうだ。

とはいえ、最近アメリカやヨーロッパでも水素エネルギーの関心が高まり世界各国で技術開発にしのぎを削っている。ところで水素は水から電気分解して水素を取り出す方法の他に天然ガスや石炭などからも取り出すことが出来る。とはいえ既存の化石燃料から水素を取り出す場合は同時に2酸化炭素も発生させてしまい、これを取り除く方法によってブルー水素やグレー水素などという呼び方になる。

いずれにしろエネルギーの普及を一遍に変更することは相当なリスクがいる、その顕著な例が自動車のEV化だ。これは技術が充分成熟しきらないうちに一斉に切り替えを進めた結果起こった問題と言える。このような被害の内容を聞くにつけ、私はEVへの投資は危険に感じている、特に北海道の気候を考えるとその思いは切実になる。ではなぜEVが危険と思うのかについては、バッテリーの性能にいまだ多くの問題があるからだ。私はこの問題を解決するためにはこれからも時間が掛かると思っている。

さてバッテリーに課題があるとすれば、これの使用を最小限に控えた自動車の普及が望まれる、この解決策としてトヨタが提唱する水素エンジンに私はとても希望を感じている。というのもガソリンエンジンを改造して水素エンジンに切り替えることが可能なのであれば、過去にあったガソリン車もまた公道を走ることが出来るのではないかと期待してしまうからだ。

更にこの水素エンジンに期待するのは、これによりある程度の電力供給が可能になれば、急な電力需要にも瞬時に対応することが可能になるのではないかと考えるからだ。現在でもディーゼルエンジンの小型発電機は、屋外や緊急時の発電装置として普及しているので、これに対する技術的な問題は少ないだろう。私が思うのは、このような発電機を発展させ離島などの遠隔地において独自の発電が出来るのではないかと考えている。というのも電力需要は、本来一定ではなく急に必要になることもあれば、全く必要としなこともあるからだ。現在使われている巨大な発電施設は、電力需要の最大値を考慮して造られているが、地域によっては季節や時間帯などで電力需要は一定ではない。このような地域の需要に合わせた小規模な発電が普及すれば、あらゆる地域からの送電が可能になり震災などによる停電の被害も極力抑えることが出来るはずだ。

さてこのような水素需要に対し政府は昨年から港湾の整備を整えオーストラリアなどから液体水素の輸入を準備しているところだ。とはいえ最近南シナ海において中国とフィリピンが揉めている、もしここを塞がれることがあれば、日本は完全にエネルギーを失うことになる。私はこのような危険が目の前に迫っているので、ロシアとは国交を正常化させるべきだと思っている。というのも先日スウェーデンがNATOに加盟しロシアにとってバルト海からの海上輸送は、さらに安全ではなくなった、このため当然ロシアはウラジオストックを次の戦略拠点と考えているはずなのだ。私はここでの緊張を高めるよりは、シベリアのエネルギー開発に協力し、ロシアと天然ガスから水素を取り出す技術を共同開発することによって、東アジア全体に水素エネルギーを普及させることが出来る。さらには世界に平和が訪れることになるのだから、これはまさに三方良しどころか四方良しになるのではないだろうか。

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Posted by makotoazuma