2023年 日本を護るために
2024年 3月15日 何がいけなかったのか
最近ブギウギという番組を視るにつけ思うことなのだが、あれほどアメリカ音楽を受け入れていた日本が何故アメリカと敵対することになったのかと不思議に思えてくる。というのもドラマのテーマでもあるブギウギは戦前から日本人にとても好まれていたという。そして戦後もやはりアメリカ音楽はもてはやされていたということになる。つまりアメリカ音楽の流行は、敗戦によって強制されたものではないのだ。
何を言いたいのかといえば、あの戦争はもともと市民の憎悪によって引き起こされたものではないということだ。それではなぜ文化的には友好な関係にあった国民同士が戦うようになってしまったのか。これまで日本はこのことを軍の慢心と暴走によって引き起こされたものだとしてきた、このことは張作霖の事件に軍が関与したとされることから、これが動かぬ証拠となっている。それにも増して疑問に思うのが日本の外交上の孤立でその引き金になったのが人種差別の撤廃で、そこから、日独防共協定、三国同盟と歴史は続くが、このようなイデオロギーの欠如とも思える混乱はなぜ起こってしまったのだろうか、少なくとも市民の生活からは窺い知ることの出来ないところの影響で歴史は動いているのだ。その微かな動きに気づかなければ再び戦争はやってくるだろう。
そんなことを思いながらもぼーっと暮らしていたら、いつしか寺からもらった桜の枝が芽吹いてきた。そこで一句
「花の芽に ブギウギワクワク お買い物」